格差社会が生み出した怪物が誕生するまでの経緯がわかる
この映画はジョーカーがどうやって誕生したかがわかる映画です。
格差社会による、様々なストレスより徐々にぶっ壊れていきます。
正直誰しもなり得る怖さを感じました。
感想
面白い映画でしたが、内容は暗いので、疲れました。
映画館で見たのですが、映画が終わったあとに映画館全体がもやっと暗い雰囲気だったのが印象的でした。
日本でも変人や障害を持つものをバカにしたり、なんで普通にできないの?と思う人がいると思います。
弱者の気持ちを察してあげることが大切だなと思いました。
正直アーサーにかなり同情してしまいました。もちろん人を殺すのはだめですが、彼の人生をみていると彼だけが悪いわけではないと思ってしまいます。
これってだめな感情なのでしょうか?
あとこの手の映画(サイコパス映画など)の犯人のほとんどが幼少期に虐待など受けています。
虐待がどれだけだめなのか毎回身にしみるし、虐待する人も幼少期に虐待を受けていた可能性があるため、本当に社会的な問題だなと思います。
しかし、皆周りに合わせてなるべく普通に生きていくことを強いられます。アーサーの思う世の中の不満に共感してしまいました。
本当に心に余裕がある人が見るべき映画ですね。
めちゃグロい、たくさん死ぬ映画ではないですが、かなり精神的にダメージが来る映画でした。アーサーに共感できる人はかなり胸が苦しくなると思います。
映画が終わったあとの会場の雰囲気がなんとも言えない感じでしたね。天気の子見たときと違って、ドヨーンとしてました。最高に面白い映画ですが、身も削られれて、疲れました。
これに関係する2本の映画
この映画の監督の過去作で、ストーリーの直接的な関係はないですが、似たようなシーンや場所がでてくる映画があります。ストーリーも似ているところがあります。
それを見ると、この映画がより楽しめると思います。作品単体でもおもしろいので、ぜひ見てみてください。
- キングオブコメディ
Amazon.co.jp: The King of Comedy (字幕版)を観る | Prime Video
- タクシードライバー