古くからの決まりは変更しにくい
私はIT企業の中では、比較的歴史のあるところで働いています。
ITの分野は常に新しい技術が開発されています。プログラミングと一言で言っても、言語だったり、バージョンだったり様々です。ITの分野では、もうアップデートされなくなったものは基本的に使用しません。なぜならセキュリティ的に危ないからです。バージョンアップが頻繁にあるのも、セキュリティの脆弱性が見つかったときに、その対処としてアップデートをします。みなさんもなるべく最新のバージョンを使いましょう。
話を戻すと、せっかく作ったシステムもいずれかは刷新(新しいものに作り変える)する必要があります。
20年前の言語やシステムなどは、今のエンジニアには理解するのが難しいです。またあるバージョンのみ動くものがあったり、この言語じゃないと動かないものまでたくさんの関係性があってシステムは成り立っています。バージョンが一つ違うだけでも動かなくなるものをあります。
そういったシステムはどんどん放置されていきます。いじるのに労力がかかるので。
また現代の仕様にしたいけど、昔のデータベースの型が決まってしまっているので、今更変更できないなんてこともあります。
ユーザからしたら、古臭いと思われてしまう可能性もありますが、現場では昔通りの仕様を使われなればいけないなんてことがあります。ITの分野は歴史が長いことは決していいことではないと言うことを学びました。
これは人生でも言えるのでは
私は歴史のある企業は安定性があるなと思っていましたが、逆になにか新しいことをするときには、かなりの労力がかかります。
ベンチャー企業はどんどん新しいことができるけど、下手に歴史のある企業は、株主の承諾、会社の承諾、上司、周りの承諾などいくつもの壁があります。歴史があるということは、どんどんやり方が固まってしまうものなんですよね。
あとはソシャゲでもそうですよね。リリース当初は面白かったものも、数年立つとインフレが起きてゲームバランスが崩れてしまうものです。
年寄りがなにかを主張すると、老害なんて言われるものもあります。そりゃ長く生きてたら考え方も固定されますもんね。
常に新しいものを取り入れていく
歴史が長いということは、その時その時で生き残ってきたわけです。つまり、ただ同じものを続けていくのではなく、環境の変化に対応したり、新しいものを生み出したから歴史が刻まれていくということです。
人生でも同じ。ただ毎日同じように生活していても、成長はありません。もちろん普通に生活していても、何かしらのトラブルや頑張り時があるものなので、歴史は刻まれていきます。ただもっと行動していくことで、人生はより良いものになっていくと思います。
まずは日々の生活に新しいものを取り入れたりしてみましょう。新しい食べ物、新しい遊び、なんでもいいので、毎日新しいものに触れましょう。視野が広がり、考え方も柔軟になります。お金の節約なんかより、新しいものに振れることを意識していきましょう。そんなの無駄じゃんてよく言われますが、買ったから無駄とわかるわけで、中にはこれはいいというものが見つかるかもしれません。
老害と言われないように変化に慣れていきましょう。