✓気になったことありませんか?
- Twitterのロゴ変更などになぜ抵抗感が出るのか
- 馴染みのものが変化するのになぜイヤと感じるのか
✓本記事の内容
これらの情報は、私の人生に大きく影響を与えた
「変化を嫌う人」を動かす:魅力的な提案が受け入れられない4つの理由
という本に詳しく書かれています。
全人類に読んでもらいたい本です。
この本では、新しいものを提案するとき、
「わかりやすいメリットなどを魅力的にする」より、
「抵抗を減らす」方が受け入れてもらいやすいと主張しています。
以下のような、わかりやすい例え話も交えてくれるので読みやすいです。
カスタマイズできるソファーを販売している会社があります。
価格や質の良さは評判が高いです。
しかし購入直前で踏みとどまる人が多かった。
会社は「もっと商品を魅力的にする」方に注力しようとしますが、原因を調査をしてみると驚きました。
実際のユーザーの抵抗になっていたのは、「今家にあるソファーをどうするか」でした。 ソファーの下取りサービスを始めて、売上が伸びたそうです。
今回は一部を紹介します。
変化を阻む4つの「抵抗」
この本では、新しいものに対する抵抗を4つ紹介していました。
- 「惰性」
- 「労力」
- 「感情」
- 「心理的反発」
1つずつ、実際のTwitterからXへの変化による抵抗の具体例を紹介します。
惰性
人はどんなに大きなメリットがあるものがあったとしても、新しいものを受け入れることを嫌がる。
「現状維持バイアス」「親近効果」などとも呼ばれている。
例えば無人島でサバイバルするときを想像すると、大きな見たことない果実よりも、小ぶりだとしても見たことある食材を選んで食べるでしょう。
馴染みのあるものは安全なので、本能的に選ぼうとなるのは自然ですよね。
Twitterから「X」になることで、機能はあまり変わらないとしても、新しいデザインや名称に馴染みが無いので嫌悪感を感じるわけです。
労力
これはわかりやすいです。
変化に適応するために必要なエネルギーです。
金銭的な負担も労力になります。
- アイコンが変わり、アプリがぱっと見でわからずと探すのにひと手間かかる労力。
- 「ツイートする」を「ポストする」と言い換える労力。
- twitter.comからx.comにリンク書き換えたり、TwitterとXを書き換えたりする作業の労力。
- 一部機能の有料化のため、課金する、諦める労力。
感情
感情面の抵抗。
自分だけでなく、他人からどう思われるかも感情面の抵抗になります。
- イーロン・マスクの強引な進め方は強引で、脅威や不安を感じる。
- 青色の鳥のロゴがかわいいと思っていたのに、Xというシックなロゴに変わって残念な気持ち。
- 人々がTwitterの代わりを探すぞ!と新しいSNSサービス「Threads」に行く人が増え、自分だけTwitterを使うのは時代遅れにならないかという不安感。
心理的反発
強制的な変化への反発。
行動や選択の自由を脅かされたときに無意識的に起こる抵抗。
イーロン・マスクがTwitterを買収してからは、ユーザーの意見を聞かずに強引に変化を進めている印象を受けます。
機能制限などが突然でしたよね。
API制限でTwitterが見れなくなったり、ログインなしでTweetが見れなくなったりなど、余裕を持った事前告知や、徐々に制限していくなどの配慮がなかったなと感じました。
いろいろな背景があったかもしれませんが、ユーザーからの反発は起こるのは当然でしょうね。
どうすれば抵抗感を減らせたか
この本(「変化を嫌う人」を動かす:魅力的な提案が受け入れられない4つの理由 )には、4つの抵抗をどう減らすかも書かれています。
Twitterから「X」への変化は以下のようなやり方だったら、人々の抵抗感を減らせたのではないかと思いました。
- 移行期間を長めにとって、人々に慣れる時間を与える。
- ユーザーの意見を聞く仕組みを作る。
- 全体的な移行計画を共有し、ユーザーを迷わせない。
「変化を嫌う人」を動かす方法を知りたい人におすすめ本紹介
今回は4つの抵抗を紹介しました。
4つの抵抗から課題を洗い出す抵抗レポートも本についているので、お得です!
たぶん社会人、学生にとって目からウロコな内容になっています。
実際に職場の人にも勧めたら読んでくれた人もいました。
この本の魅力を伝えきれないので、また記事を書きたいと思います。