
- はじめに(やらかしました)
- 買おうとした商品
- 最初の違和感:中古“一点物”なのにSOLDにならない
- 不信感が積み上がる:価格・実績・情報のズレ
- メルカリ運営に問い合わせ
- 決定打:LINEに外部誘導
- 再度メルカリ運営に問い合わせして返金なるか…
- トラブルを回避するためのチェック
- 反省とアップデート(自戒)
- まとめ
はじめに(やらかしました)
エンジニアなので、 ITリテラシーはそれなりにあるつもりでした。
なのに、やらかしました。
初めてメルカリで怪しい業者から、商品を買ってしまいました…
あとから思い返せば、気づけたはずなのに。
なんとか返金はされましたが…
買おうとした商品
私は腕時計が好きなので、たまにメルカリでG-SHOCKの中古品を見てます。
時計関連の過去記事貼っておきます。 betteryourlifetips.com
メルカリで見つけた G-SHOCK「GMW-B5000D-1JF」。
定価8万円、相場3〜4万円のところ、なんと1.3万円。
写真は複数あり、中古の中でもきれい、型番も合ってる。
出品されたばかり。
「これは早いもの勝ちや!」と脳内でゴング。
即買いしました。
…ここからが長かった。
最初の違和感:中古“一点物”なのにSOLDにならない
買ったのに、SOLD OUTにならない。
ログアウトして見ても、購入ボタンの手前まで行ける。
一点物の中古でこれは変。
最初は「表示のラグかな?」と自分に言い聞かせました。
あとで知りましたが、実は私が購入したのは、メルカリの中でも「メルカリShops」という、法人がメルカリの中で物販できるものでした。
在庫や色違いなど管理ができるようです。
在庫が尽きるまで売れるのは仕様ですが、あきらかに中古1点もの…
Shopsを経由したことでややこしいことに…
不信感が積み上がる:価格・実績・情報のズレ
相場より安すぎるし、1日経っても連絡なし。
ここでスイッチが入って、落ち着いてチェック。
- 価格が相場の1/3。同ショップの時計も全体的に安すぎ。
- 評価0・販売実績なし。高額カテゴリでこれはビビる。
- ショップフォロワーが急増。安さで釣られている気配。
- 運営者情報を請求(メルカリの機能)してみたら、
会社名/住所/電話/代表者名は来たけど、- 発送は東京
- 記載住所は大阪
- 調べると神奈川の住所も出てくる
つまり所在地が散らばってる。地図で見る限り、どれも会社っぽくない建物…。
この辺で、さすがに「うわ、これ怪しいやつかも」と腹を括りました。
メルカリ運営に問い合わせ
住所の件も含め怪しいので、キャンセルしたいとダメ元で相談。
すると運営から
メルカリ運営
「メルカリShopsでの問題は、ショップで対応となるので、キャンセルできません。
まずはショップに問い合わせてください。」
※ 内容を要約してます。
まあそうだよな。 ショップに問い合わせしようとした矢先…
決定打:LINEに外部誘導
タイミング悪く「発送しました」通知。
あー、キャンセルのお願いしようとしてたのに。
その直後、ショップからメッセージ!!!
ショップ
「在庫設定ミスでした。同等品を1,500円引きしますので、LINEにご連絡ください。返金をご希望の方も返信してください。」
※ 内容を要約してます。
宛名は「お客様各位」。
コピペ感満載。
しかも発送した後に、在庫がないってどういうことやねん…
あとLINEて…
完全に外部誘導が目的だろうなと推測しました。
さすがにこれは怪しいので、なんとか返金をしてもらうことを目標に。
もちろん返金してとメルカリのメッセージ内で、連絡しました。
すると、返信が!!!
ショップ
「在庫設定ミスでした。同等品を1,500円引きしますので、LINEにご連絡ください。返金をご希望の方も返信してください。」
※ 内容を要約してます。
最初と全く同じ内容!!!
もうBOTが対応しているのか、コピペマシーン人間がやっているのか。
まともなやり取りができないと判断しました。
再度メルカリ運営に問い合わせして返金なるか…
「まともなやりとりができなていない、外部誘導もしているので、返金してほしい。」と連絡しました。
メルカリ運営
「外部サービスの誘導には応じないで!
キャンセルをするにはショップの対応が必要なので、〇〇日までショップから返信を待って、来なければ連絡して!」
※ 内容を要約してます。
メルカリShopsで購入すると、やり取りに時間がかかって、少し面倒です…
当然ショップからの連絡は来ませんでした。
再度、「連絡来なかったから返金してください。」と連絡。
2日後にメッセージとともに返金されました!
メルカリ運営
「取引内容を確認し、メルカリの残高にて保障を行いました。お詫び申し上げます。」
※ 内容を要約してます。
クレカで決済しましたが、メルカリの残高で満額返ってきました。
クレカに直接返金してほしかったですが、メルペイの支払いにも使えるということなので、とりあえず安心しました。
トラブルを回避するためのチェック
- 価格:相場価格の3分の1など、明らかに安いものは慎重に。
- 在庫挙動:中古“一点物”なのにSOLDにならない。
- 評価・実績:評価0で高額品が大量は怖い。
- 運営者情報:社名/住所/電話/代表者に一貫性があるか。
- Google MAPで確認してみましょう
- 発送地:所在地との地理的整合。
- 外部誘導:LINE等は応じない。
- 外部サービスは完全に運営が介入できなくなるので絶対にだめです。LINE登録もだめ!
- 文面の質:コピペ感、機械翻訳感、論点ずれ。
反省とアップデート(自戒)
正直、完全に油断してました。
メルカリShopsの存在と挙動をちゃんと知らなかったのも敗因。
ショップが挟まると、まずはショップ対応→期日→事務局という順番になりがち。
ここは頭に入れておくべきでした。
あとこの世は甘くない、相場より安いラッキー商品があるという幻想は消します。
私自身の得た学びはシンプルです。
- レビュー数・販売実績は必ず確認する。
- 相場より安すぎる商品はないと考えたほうがいい。
まとめ
- メルカリに限らず、販売者の評価・実績をしっかり確認しよう。怪しい業者は実際にいた。
- メルカリShopsのトラブル対応は時間がかかるが、正当な手順を踏めば、返金の道はある。