「Macの作業効率を上げるおすすめアプリ便利を知りたい…」
「Raycastって何ができるの?」
「Raycastのおすすめの使い方を知りたい!」
✔本記事の内容
MacユーザーにおすすめのランチャーツールRaycastをご紹介します!
作業効率がバク上がりしました。
マウスをほぼ使わなくなりました。
作業効率を上げたい方におすすめです!
※随時更新していきます。
Raycastとは?
Raycastは、無料でも使えるMac用の強力なランチャーツールで、作業効率を劇的に向上させることができるアプリケーションです。
キーボードショートカットを使って様々なアクションを迅速に実行することができます。
アプリケーションの起動やファイルの検索、スクリプトの実行など、日常的なタスクをシームレスに行うことができます。
何よりUIがかっこいい…
インストール方法
以下の公式ページからダウンロードできます。
またBrewでもインストールできます。
brew install --cask raycast
Spotlightから乗り換える
RaycastはMac標準のランチャーツールSpotlightの上位互換なので、乗り換えます。
①まずはSpotlightを無効化します。
システム設定 → キーボード → キーボードショートカット → Spotlight → Spotligh検索を表示のチェックを外す → 完了
②「command + スペース」で起動するように
Raycastを起動して、設定画面「⌘ + ,」を開いて、Raycast Hotkeyを好きなショートカットで登録します。
私は、Spotlightと同じ「⌘ + Space」にしています。
raycastの入力をローマ字に固定する
Raycast 上で「search file」と検索しようとして日本語入力モードのままだと「せあrchふぃぇ」になって変換のひと手間かかります。
※ちなみに「control + :」でローマ字に変換できます。
Rasycastでの検索はローマ字に固定化することができます。
私はGoogle日本語入力を使っているので以下のようにしています。
オリジナルのショートカットで作業効率UP
Raycastで設定できるショートカットをHotkeyと呼ばれています。
アプリ起動やアクションをショートカットで呼べるようになります。
よく使う機能はHotkeyに登録しておくのをおすすめです。
例えばSlackアプリを起動する場合は「⌥ + s」で登録したり、定型文呼び出しを「Shift + Shift」で登録したりなど、かなり便利に使えます。
基本機能
まずは、Raycast単体の機能をご紹介します!
正直これらを使うだけでも作業効率化間違いなしです。
ウィンドウサイズをササッと変更できる!
ウィンドウを画面半分にして、2つで作業したいときありますよね?
以前は別アプリのShiftItを使っていましたが、Raycastは標準搭載してます。
「Window Management」という機能にショートカットを設定します。
私が登録しているものを共有します。
Left Half(左半分)に「⌥ + ⌘ + ←」
Right Hal(左半分)に「⌥ + ⌘ + →」
Maximize(画面最大)に「⌥ + ⌘ + ↵」
コピー履歴からすぐペーストできる!
コピー履歴使ってない人は今すぐ使ってください!
実質寿命が伸びます!
Clipboard Historyという機能です。
MacだとClipyという別アプリを使っていましたが、Raycastはコピー履歴も定型文も標準搭載。
私はHotkeyを「⌘ + ⌘」にして使っています。
検索もできるのが地味に便利。
定型文をすぐ入力できる!
コピー履歴だけでなく定型文もすぐに呼び出せます! Snippetsという機能です。
定型文の登録には、「Create Snippet」から行います。
ただの定型文だけではないんです!
登録したキーワードをうつと自動で定型文に変換もできます。
「mail; → example@examlpe.com」
また定型文に引数も渡すことができます。 例えば、以下のようなもの。
{引数}様へ結果の報告をさせていただきます。
他にも今日の日付を入れてくれるクエリなど使えます。
test_log_{今日の日付}.csv
私はHotkeyに「Shift + Shift」で登録しています。
あのサイトに検索ワード付きすぐ飛べる
Quicklinkという機能で、ブラウザでよく使うサイトにすぐ飛べます!
更にリンクに飛ぶだけでなく、検索ワードも同時に渡せます!
Google検索、YouTube、GitHubなど。
URLの組み立て方
例えばYouTubeで「BGM」と検索したときの、URLバーをみてみると以下のようになっています。
https://www.youtube.com/results?search_query=BGM
Raycastで直接検索ワードを入れて実行したい場合は、以下のようにするとできます。
https://www.youtube.com/results?search_query={argument name="Argument"}
他のサイトもURLにqueryのようなパラメータが付いている場合は検索ワードもつけて実行できます!
Google検索だったら以下のようにすればOK。
https://www.google.co.jp/search?q={argument name="Argument"}
あのファイルをすぐ開く
ファイル検索も簡単にできます!
Search Filesという機能です。
ファイルを開いた履歴も残っているので、さっき開いたファイルをすぐ開くということもできます!
スクリーンショット履歴
私はmacで「⌘ + Shift + 4」でよくスクリーンショットを取ります。
※「⌘ + Ctrl + Shift + 4」ですぐ貼付できるスクショは履歴が残りません。
ただ過去のスクショを探そうとすると、ちょっと面倒ですよね?
Search Screenshotsという機能があり、スクショ履歴が簡単に探せます!
画面上でにクラッカー!?
confettiというおまけ機能があります。 画面共有中にクラッカーを鳴らしたかったら使ってみてください(笑)
すぐに翻訳!
Translateという標準機能があるのですが、これは有料になってしまうので、私の無料でできる方法をご紹介します!
先ほど紹介したQuicklinkとWEB版のDEEPLを使います。
英語から日本語(en-to-jaで登録)
https://www.deepl.com/ja/translator#en/ja/{argument name="Argument"}
日本語から英語(ja-to-enで登録)
https://www.deepl.com/ja/translator#ja/en/{argument name="Argument"}
スケジュールをすぐ確認、すぐオンラインMTGに飛ぶ
My Schedule 、これめっちゃ便利です!
まず設定でカレンダーにフルアクセスを許可します。
例えばGoogleカレンダーを普段使っている場合。
MacのカレンダーにGoogleカレンダーを同期させると、Raycastでもスケジュールを確認できるようになります。
これで少し立つとカレンダーが同期できるようになります。
My Scheduleを起動すると、以下のように簡単にスケジュールを確認できます。
さらに予定にオンラインMTGのURLが設定されていた場合、↵キーでリンクに飛べます!(便利〜)
計算機も!ドル換算もすぐ!
Raycastを立ち上げてそのまま数値を入力すると計算してくれます!
しかもドル計算などもしてくれるので、楽ちんです。
ちなみにCalculator Historyという機能で、計算した履歴を見ることができます。
最前面に固定できるメモ
地味に便利なFloating Notesという機能。
画面最前面に残ってくれるので、一時メモや画面共有中のメモとしても便利です。
似たような名前で2個あるんですが、どちらも起動はするので、覚えなくてOKです。
Toggle Floating Notes FocusはNotesにフォーカスが当たります。
Toggle Floating Notes WindowはNotesの表示・非表示切り替え。
地味に文字数もでています。
絵文字検索
今は仕事のチャットツールでも「。ハラ」(。をつけて返信すると冷たいように見える)と言われる時代。
絵文字をつけておくと柔らかい表現になります 😊
こんな絵文字あるかなってとき、たまに使うSearch Emoji & Symbols。
すべてのアプリを簡単に終了
GIF撮影しようとしたら、無理なことに気づきました(笑)
Quit All Applications ですべてのアプリを終了できます。
いちいち電源を切らない人は、PC閉じる前にこれだけやっておくとスッキリします。
スクリーンロック・シャットダ ウン
こちらもGIF撮影しようとしたら、無理なことに気づきました(笑)
Shut Downでシャットダウン。
Lock Screen で画面ロック。
画面ロックは「control + ⌘ + Q」の方が楽かもしれませんが。
お手製のスクリプトをすぐ実行できる
応用的な使い方です。
Create Script CommandでRaycast上で実行するスクリプトを作れます。
私は、職場で日報を書くのですが、日報雛形作成スクリプトを
Raycastで実行して使っています。
Pythonのスクリプトなので、ToggleAPI、GitHubAPI、スクレイピングなどして、今日のスケジュールやタスクを取得したりしています。
例えば毎日開くページを、画面半分ずつ表示してログインも自動で行うなど無限の可能性を秘めていると思います。
皆さんにも使えそうなものがあれば、今後公開します。
拡張機能
実はRaycastはサードパーティ製の拡張機能を入れられます。
便利なものがたくさんあります!
NotionやGitHubなど、よく使うサービスの拡張機能もあったりします。
拡張機能のインストールのやり方
設定画面からインストールできます。
爆速でリポジトリをエディターで開く!
こちらは全エンジニアにおすすめです。
「Git Repos」 という拡張機能。
ブラウザのブックマークを検索してすぐ飛べる!
「Search Browser Bookmarks」という拡張機能。
Quicklinkに登録するほどよく使うわけではないけど、たまに使うものはブックマークに登録しておいて、Search Browser Bookmarksで使っています。
すぐにNotionのページ検索!
Notion公式が出している拡張機能です。
インストールしたら、ブラウザ上で連携が求められます。
私は全部許可しました。
Notionの検索ってNotionページからしかできないので、いつもひと手間かかって面倒でした。
Raycast上でサクッと検索できるので、めっちゃ便利です!
GitHubの操作ができる!
こちらもインストール後にブラウザ上でGitHubとの連携を求められます。
あのIssue・PRどこだっけ?ってときに、サクッとRaycast上で検索できます。
詰まったところ
プロキシ関連
社内で使う場合はプロキシの設定が必要になる場合もあると思います。
Raycastの設定画面からMacに設定しているプロキシを使うようにできます。
これでGitHubやNotionなどもプロキシ環境で使えるようになると思います。
私の職場環境は、たまにMacのプロキシ設定が消えてしまうときがあるので、ブラウザ上でGitHubやNotionのQuicklinkを使っています。
スクリプト実行時にも、プロキシの設定が必要になることがあると思います。
どうやら環境変数にHTTP_PROXY
など設定していても、読み込まれていないようでした。
強引ですが、例えばShellのスクリプトを実行する場合はそのソースの中で、export HTTP_PROXY=hoge
など設定するようにしたら動くようになりました。