「口座番号を間違えて振り込んでしまった…どうすればいい？」
「振込ミスしたら泣き寝入りするしかない？」
✔本記事の内容
- 振込ミスの発端
- ミスの原因と気づき
- 組戻しとは？できることを調べた
- 翌朝すぐに楽天銀行に電話
- 結果のメールが来るまでのリアルな3週間
- やってみて感じたこと
- 学びと教訓
- まとめ
- 参考にした他の人の体験談
振込後に知らない人の名前が出てきて心臓が止まりました…
私は、まさにこの“悪夢のような体験”をしました。
送金ボタンを押した瞬間、出てきた名前は知らない人の名前。
夜中の1時、頭が真っ白になりました。
今回は、実際に口座番号を間違えて振り込んでしまったときの全手順と流れを
体験談ベースでまとめました。
振込ミスの発端
きっかけは、一緒に旅行に行った人との費用精算でした。
金額は6万円。楽天銀行のアプリから、相手のゆうちょ銀行口座へ送金することにしました。
番号を相手と一緒に確認して、「よし大丈夫！」と思いながらポチポチポチ〜と送信。
すると…振込後の画面に出てきた名前が、まったく知らない人。
「えっ！？誰これ！？〇〇〇〇さん！？やばい！！なんで？」
深夜1時。
疲れもあって、番号はダブルチェックしたけど、最終確認をすっ飛ばしてしまっていたんです。
ミスの原因と気づき
二人で慌てて番号を確認すると、
なんと先頭のゼロの有無が違っていたことが発覚。
- 本来の番号「1234560」
- 入力した番号「123456」
- 実際に振り込んでしまった番号「0123456」
つまり、“ゼロ埋め”で全く別の口座番号になっていたんです。
たった一文字違うだけで、全然違う人の口座に送金されてしまうなんて…。
末尾の枝番が01、02とあるケースで末尾の0がいらないと勘違いをしていました。
ややこしいですよね。
しかも相手の銀行がゆうちょだったため、より混乱しました。
組戻しとは？できることを調べた
即時振込をしてしまったので、キャンセルはできないことが判明。
調べたわかったのが、返金してもらうには「組戻し」という手続きをする必要があること。
「組戻し（くみもどし）」とは、誤って振り込んだお金を銀行を通じて返してもらうための手続きのこと。
振込先の銀行が受取人に連絡し、返金の同意を得られればお金が戻ってくる仕組みです。
受取人が返金に同意しない場合は戻らないこともある。
もし返金されなかった場合。
不当利得返還請求（少額訴訟）
裁判を通じて返金を求めるもできるみたいです。
60万円以下なら「少額訴訟」が使え、自分でやる場合、印紙・切手代を合わせても1〜2万円程度の費用とのこと。
最終手段として少額訴訟ができることで、少し安心しましたが、時間と手間がかかりそうですし、相手からしたら迷惑ですよね。
ただ今回はやるところまでやってみるかと思ってもいました。
翌朝すぐに楽天銀行に電話
振込元の楽天銀行、振込先のゆうちょ銀行、どちらに連絡するか調べましたが、振込元に連絡する必要がありました。
楽天銀行は24時間受付ではなく、夜中だったためそのまま何もできず、
翌朝9時になった瞬間に楽天銀行のサポートへ電話。
「口座番号を間違えて振り込んでしまったので組戻しの手続きをしたい」と伝えました。
やり取りの内容はこんな感じです👇
- 振込金額・日付・口座番号・相手名義などを伝える
- 組戻をしたい理由を説明
- 組戻しの手数料は880円かかる（返金されなくても）
- 相手が同意したら返金される（拒否されると戻らない）
- 期間はケースによるのでお答えできない
- 結果のメール送信を希望しました
10分くらいで組戻しの手続きができました。
あとは待つだけ…
結果のメールが来るまでのリアルな3週間
■ 1週目
「早く返ってこないかな…」とソワソワ。
ネットで他の体験談を調べまくりましたが、
「すぐ返ってきた」という人もいれば「1ヶ月かかった」という人も。
この“何もできない期間”が本当にモヤモヤします。
■ 2週目
まだ音沙汰なし。
一度、銀行に進捗を聞こうかとも思いましたが、
メールは進捗ではなく成功か失敗かで来るとのことで、もう少し我慢。
■ 3週目
「もう諦めるしかないかも…」と思い始めた頃、
ついに楽天銀行からメールが！
[重要]楽天銀行よりご連絡
楽天銀行カスタマーセンターでございます。 平素は当行をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
先般承りました組戻依頼につきまして、資金が返金されましたため お口座へ入金させていただきました。
残高を確認すると、6万円がそのまま戻っていました。
「よかった〜〜〜〜〜」
本当にホッとしました。
そして、見ず知らずの相手に対して感謝の気持ちでいっぱいに。
本当にありがとうございます。そしてお手数おかけしました🙇
返金が完了したあとは、現金で一緒に旅行に行った人に手渡しました。
画面上の数字より、実際にお金を渡す安心感ってやっぱりありますね。
やってみて感じたこと
良かった点
- 組戻しで無事に全額返ってきた
- 手数料は880円のみ
- 振込先の方が親切な方だった
- 確証はないですが、おばあちゃんのような名前だったので、銀行に行きやすかったのかなと思ったりしました。
- 銀行に行く必要があるので、平日勤務のサラリーマンだったら面倒でいかないケースもあるのかなと思いました。
困った点
- 相手の承諾が必要なため、確実に戻るわけではない
- 返金までの期間が読めず、ずっと気がかり
- 間違われた方には、手間をかけてしまう（印鑑や銀行訪問など）
意外な発見
- 組戻という仕組み自体を初めて知った
- 返ってこない場合は「少額訴訟」で請求も可能（※現実的ではない）
- 自分のミスでも、銀行はある程度サポートしてくれる
学びと教訓
この出来事から学んだことは3つあります。
最後の確認画面を必ず見ること
→ 口座番号だけでなく、名義の確認は絶対に必要。口座番号って特殊な数字 ゼロや枝番号（-01など）の入力に注意
→ 銀行によって表記が微妙に違う。デジタル送金は便利だけど、慎重さが命
→ 深夜や疲れているときの送金は避けたほうがいい。
もし自分の口座に誤送金されたら、
絶対に返金してあげようと思いました。
今回は本当に、相手の方の優しさに救われました。
まとめ
- 口座番号を間違えても、組戻しで返金される可能性はある
- ただし相手の承諾が必要で、時間もかかる
- 諦めずに手続きをすれば、ちゃんと戻ることもある
お金の操作は何よりも慎重に。
そして、間違えたとしても落ち着いて対応すれば大丈夫です。
私の6万円は3週間後に無事帰ってきました。
もう二度と同じミスはしたくありませんが、
この経験が誰かの助けになれば嬉しいです。
デジタルな時代でも、最後は「人の誠意」で成り立っていると実感しました。
お金の扱いには、ほんの少しの慎重さと感謝を忘れずに。
ぜひ気をつけてください！
参考にした他の人の体験談
初めて口座番号を間違えた振込をして組戻しすることになった話｜ion
今回と同じく先頭に0が入ってズレたケース 。
間違えた先が証券会社の入金用口座なので、数日で対応してくれた。
私の場合は、明らかに一般の方に振り込んでしまったので、どうなるか…
やってもた！ 全然知らん人のゆうちょ口座に振り込んだ〇十万円 | 『Love myself』いくつになってもキラキラと☆彡人生を楽しむブログ♡
2週間後に返金されていた。
今回と同じく、ゆうちょ銀行に振込ミスしたパターン。
2週間が目安になりそうか…
知らない人に50万円誤送金してしまった話①｜たいらブログ@アメリカ在住
50万という高額。
1.1円だけ振込んで、振込者のところを「ゴソウキンデスヘンキンシテクダサイ」にする。
こういうやり方もあるんだなと思いました。
2.facebookでAさんと同姓同名の方にDMを送る
組戻しの仕組み上、相手とやり取りをする方法はないので、直接やりとりするならこう言う感じになるのでしょうね。
他にも直接銀行と粘り強く交渉するも進展が乏しく。
ついに訴訟の準備も。
しかし1ヶ月後に返金された。
銀行との交渉や、訴訟の具体的な内容が書かれていて参考になりました。
銀行振込で誤振り込みをしたので組戻しをしたけどできなかった話 – やまひで製作所
同じ6万円の振込ミス。
まさかの組戻し不可…
どうやらすでになくなった法人の口座に振り込んでしまったようです。
連絡は3日ほどということで、早めに組戻し不可になるケースもあるのですね。
裁判すれば取り返せるらしいんですが、相手の住所がわからないためまずそこから調査したり、そもそも裁判も時間がかなりかかるのと、5万円ほど費用もかかるようです。 6万円を取り返すのに5万円を使うってのもあれでして、泣き寝入りコースです・・・。
泣き寝入りするコースもあるのですね…
